アコウ…標準和名キジハタ。
漁獲量も少なく 幻の魚と言われている。
活け造り,煮付け,塩焼き,鍋とどんな料理にしても美味で
旬の時期には浜値でキロ1万とか。
そんな幻の魚を釣りに行きませんかというお誘いに乗って
しまなみ海道へ。
潮を考えて 8時出船だそうな。
鳴戸大橋や瀬戸大橋と似ているようで 少し違う。
大きな船に大きな日よけ。
この時期 日よけがあるのとないのでは 疲れ方が全然ちがう。
船頭さんから 釣り方を教えてもらい いざ 出船。
目標は一人5匹 できればお刺身サイズ混じりで。
そんな簡単に釣れるものなのだろうか。
5分ほどで 釣り場到着。
ロケーションが鳴門とよく似ている。
水深50〜70mの岩礁帯を狙う。
今日のエサは 海エビ。
船頭さんの方で獲れなかったので
Okeさんが早朝より市場で仕入れてきてくれた。
魚のエサと合わせて 朝食・昼食まで準備していただき
ありがとうございました。
釣り開始直後 Okeさん 船中最初のアコウを釣り上げた。
その後も連発。
エビ3匹でアコウ3匹という離れ業。
あとの方は … 沈黙。
私も正直ガシラ釣る要領でいいんでしょ みたいな感じで釣っていたが
全然アタリがない。
あとのみなさんも 一人 また一人と最初の1匹を釣り上げる。
正直 焦ったが
何とか最初の1匹をキャッチ。
30cm サイズ的にはまだ子ども?
アコウを釣ったのは 確か15年ぶり。
小鳴門でのエビ撒き釣りで釣った以来。
さぁこれから と思ってがんばるものの
その後は長〜い沈黙。
結局昼までに釣れた魚と言えば これ1匹だけ。
午後からの巻き返しに期待。
流れの本流に引き込まれるような感じで潮が流れ
目の前にもチビ渦潮ができる。
お昼過ぎて ようやく2匹目。
サイズダウンの25cm
イケメンで腰の低い船頭さんは
操船の傍ら 手釣りでポンポンとアコウを揚げている。
それも良型ばかり。
何が違うのか?
最大の違いは 「誘い」にあるとみた。
潮の強さによりポイントを転々
普段 潮が速くて責めることのできないポイントにも突入。
船頭さんから教わった誘いを繰り返して
そ〜っと誘い上げると
ガツガツガツと竿先を叩くアタリ。
エビを丸呑み。
島周りのポイントを転々。
鯛ラバも持ってきたので ちょっとやってみると …
いきなり ヒット!!
手応えからして 鯛ではなさそう。
鯛ラバでも本命ゲット。
簡単に釣れるやん と思ったら
その後は再び長い沈黙。
船頭さんは普段はなかなかやらない(やれない)ポイントを回ってくれる。
水深も70m 80mとどんどん深場へ。
二枚潮がきつく 底がとれない。
ラインは100mくらい出ている。
底で当たった。
しばらくバタバタって暴れたあと すんなり揚がってくる。
竿先を叩かないので 鯛じゃなさそう。
アコウなら良型まちがいなし。
期待して巻き上げていると
あれっ?
鯛やんか〜 がっくり。
その後 潮止まりに本流筋を攻めて1匹追加。
潮が再び動き出した16:30 納竿。
5人+船頭さんで アコウ39匹 ガシラ11匹 鯛2枚。
船頭さんは操船の片手間で12匹と余裕の竿頭。
釣れる魚の割合 アコウ:ガシラが4:1というのが驚き。
私 ガシラ1匹も釣ってないですから。
当初の目標5匹を何とかクリア。
仕掛けや誘い方にコツがあるようで,
納竿間近になんとなく釣り方が少しではあるが分かってきた。
また次回 チャンスがあれば いくつか考えたことがあるので,実践してみたい。
本日の釣果 アコウ 〜32cm 4匹 マダイ